体験記Vol.23(早稲田大学3年Mさん)
みなさまご無沙汰しております!
「あれ、この名前見たことあるな」と思った方、ありがとうございます(笑)
実は僕、インド渡航2度目です。前回はIIT-Hyderabadというところに2か月間滞在しておりましたが、今回はIIT-Bombayという所に2か月滞在し立ち上げという貴重な機会を得ることができました。
まず何よりこの貴重な機会を与えてくださった柿本社長をはじめとするENRISSIONのみなさま、国内から支援してくれたスタッフのみなさま、2か月間一緒に苦楽をともにしたMさん、Cさん、Rに感謝申し上げます。
さて、今回の体験記を書くにあたってどのように書こうかと今回も迷いました。前回は時系列に述べさせてもらいました。たくさん考えて、今回はここ「India」(インドで執筆しています)という国にメッセージを伝える手紙という形式で、みなさんに僕の体験したこと考えたことを知っていただきたいなと思います。
どうかお付き合いください。
Republic of India 様
拝啓
大雨と暴風で前も見えなくなるようなモンスーンが過ぎ、あの過酷な夏の気候が顔を見せ始めた今日この頃、Republic of India様におかれましてはお健やかにお過ごしのことと存じます。
さて、本年2月と3月にも滞在させていただきました私ですが、今回再度挑戦のチャンスをいただき、この8,9月滞在させていただきました。
今回の目的は、IIT-Bombay店に我々SHIRUCAFEのインド2号店をオープンさせるということでした。ただでさえ心配な立ち上げでさらにインドという、今回もかなり自分にとっては過酷な挑戦でした。
2度目のインド、かなり余裕は生まれると思っていました。
しかし生活は一変。Bombayはものすごい都会で、逆にとても住みやすいです。結果余裕は生まれました。ですが言葉も文化も、Hyderabadのそれとは違いどこか知っているようで知らない街に来たような気がしました。ですが、「笑顔」は共通ですね。India様の国民の皆さんはとてもよく笑います。見知らぬ人に微笑みかけると必ずと言ってもよいほど微笑み返してくれ、目が合うとあちらからニコリということもよくありました。本当に素敵な国だなと思います。日本にはない素敵な文化だなと今回も感心させられました。
この素敵な国で、私はまた多くのことを学び、多くのことに気づきました。
【人を動かすのは「思い」だということ、思いや考えを伝える重要性】
SHIRUCAFE IIT-Bombayの立ち上げでは、私は発注関連と外部交渉の仕事を主に担当していました。前回の仕事と違い、すべて1から作り上げるまさに立ち上げ。発注と外部交渉の2つの仕事はかなり苦労しました。
発注では、もともと決まっていた業者との連絡・発注はもちろんのこと私にはtea, sugar, milkの新たな発注先を見つけるという大きな仕事がありました。初めての土地で右も知らないので業者を探すのも苦労です。
何もうまくいかずつらかった時、ふと仲良くしている業者の方を思い出しました。次に彼が店舗に来てくれた時、今の状況とどうしたいのかということを必死で伝えました。彼はわかってくれました。力になりたいと言って会社に電話してくれました。その彼のおかげでその日のうちに話はとんとん拍子に進み、私の渡航期間中に在庫を配達するところまで実現できました。
この体験から思いを伝えることの大切さを再確認しました。
日本では「腹を割って話す」という言葉があります。これにも似ているかもしれません。
このほかにもたくさんの同じような経験をしました。スーパーで無いと言われたものを何回も聞いたら出てきたり、おつりないと言われても粘ったら出てきたり(笑)
これは冗談ですが、思いは伝わるということは本当です。
【新たな環境で自分を売り込むこと】
私は新しい環境というのが実はとても苦手です。
小さなころから新しい環境、新しいグループ、知らない人が多い空間がとても嫌いでした。そこで前回インドに身を投じました。前回ももちろん良い経験をしましたが、1つのことに気づきました。Hyderabadはオープンから1年がたっているため、自分はなにも作ることができなかったということです。
そこで1から新しいものを作るためにBombay店の立ち上げに応募しました。Bombayでたくさんの人に必死で自己開示を繰り返し相手のことを知ろうとすることで、どんどん繋がりが増えていき前述のとおり発注もうまくいき、帰国前にはIIT-Bombayの学長にもあいさつすることができました。これを書いている今もたくさんの友達が会いに来てくれています。
新しい環境で成功したと強く感じています。
ここで言いたいのは、自分を売り込むことでよい関係をたくさんの人と築くことができれば、そのあと何かの役に立つかもしれないということです。
新たな環境で過ごすことにも自信がつきました。
【自分で自信を生み出す】
上記のことからもわかるように、今回は学びや経験の言語化ということを意識して取り組みました。
なぜこれをやろうかと思ったかというと、同期のTがこれをやるからです。
長い時間を過ごすことでそれが彼にもたらす良い影響を見たからです。彼は自分の経験を自信に変える術を私に教えてくれました。
インド人学生に、なんでそんなに自信がないの?と言われたことがあります。
これからは、「経験を言語化し自信に変える」というスキルを存分に生かそうと思います。
今回もRepublic of India様を訪問、滞在したことでMはまたたくさんのことを学び、大きく成長させていただきました。
本当に感謝しています。ありがとうございます。
あなたは人を大きく変える力を持っています。
これからも多くの人間を成長させることと、益々の発展を願っております。
大好きです。暑い日が続きますが、ご自愛ください。
敬具
2017年9月29日
三浦健寿
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