体験記Vol.42(大阪大学前店2年Iさん)
ハイデラ店の I です。今回は SHIP との出会いと SHIP に込められた想いに基づき体験記
を綴っていきたいと思います。
おっと、その前にある日の夕食の写真を…
彼女には渡航期間中、店舗運営から生活面まで色々と御迷惑をおかけしました。
怒涛の期間だったのでツーショットがありませんでした。笑
では、改めて、どうぞ!!
SHIPとの出会い ~悩む自分に、舞い降りたチャンス~
渡航前、今後の進路に悩んでいました。院に進むべきなのか、社会に出て働くべきなのか。今現在売り手市場といわれている中、自分たちの代では、状況が大きく変わっているかもしれない。そしてその先、“安定”することは不可能であるかもしれない。であれば、どのような進路に進み、今どのような選択をするべきなのか、正解がどこにあるのかわからず、自分では決めかねていました。
その時、偶然1件の LINE が来ました。
このLINEが来たこと。そして、そこで参加するという決断をしたこと。偶然ではありま
したが、今振り返ってもあの日がターニングポイントだったと感じています。
Shiru ~世界を、自分を知る機会~
僕自身インドへの渡航は人生で初めてでした。1%の期待と99%の不安を持ってイン
ドへと飛び立ちました。
IIT は世界で言わずと知れた超名門校です。僕の中では、半分留学ぐらいのつもりで行こ
うと思っていました。現地では8時間の勤務以外は現地の学生と生活をしています。また、僕が渡航した時期は、休暇中でインターン生や院生・教授がお客様の多くを占めていることから、彼らと触れ合う機会が必然的に多くなりました。そのため、院生や教授の研究室にお邪魔し、一緒にご飯を食べながら、研究内容を聞いたり、論文を一緒に読んだり、薬品についての説明を受けたり…まるでプチ留学気分でした。笑。
研究室に行き、学生に色々教えてもらいながら毎日を過ごしていました。
こういった毎日を送れていたからこそ、海外の院生がどのような生活をして、何を考えているのかを知ることができました。このような経験も、悩んでいた進路の決定において重要な考慮要素の1つとなりました。
またSHIPでは海外勤務の社会人の方と触れ合う機会が多々あります。JICAの駐在員の方と何度も話をしたり、IITを見学に来られた企業の方に対し知るカフェの説明をしたりと、様々な経験をすることができました。営業終了後、ある企業の重役の方と車の中で仕事観などを実際に話す機会があり、「社会に出て働く」ということを体感しました。またこの
ような経験から、少人数で気軽に話す機会の貴重さ、“時間の濃さ”を改めて実感することが
できました。
Hard ~ビジネスのリアルな厳しさ~
何も学生と遊んでばかりいたわけではありません。学生と触れ合いつつ彼らのニーズを
探り、新規事業を立ち上げる。それも自分が渡航した大きな目標です。結論から言うと、事業が成立する段階まで動かすことができませんでした。しかし、日本では経験することができなかったレベルの新規事業を立案することができました。社外の方と関わったり、学生のニーズを掴んだり、収益のことを考えたりと、数字に厳しく、“winwin”の関係を築けるよう利害調整に頭を悩ませていました。ある時は、満足が行かず夜通し考え、そのまま朝を迎えたこともあります。
また、店舗運営においても日本では考えられないことが頻繁に起こります。何度リマインドしても届かない砂糖。発注したはずが、勝手に量が変わっているジュース。修理後1日で壊れるドア。水漏れにより水浸しになる床。突風で目の前を通り過ぎる自分の靴。なんだかフリップネタみたいですね。笑
これは全て現実に起こります。しかし、全て自分で対応できるようになります。
一緒に渡航していた人に、10キロもの砂糖を買いに行ってもらいました。
土嚢に入った砂糖をはじめて見ました。衝撃の量でした。笑
Influence ~世界に影響を与える体験~
世界に影響を与えるのはそんなに簡単なことではありません。また、自分一人の力で世界に影響を与えようと思っても、そう簡単にできることではありません。
しかし、舞台は日本ではなく IIT です。IIT 学生は自分で既に特許を持っていたり、歯科
医だったり、世界中に大勢友達がいたりと(実はこれは全て同一人物です)、彼らと共に何かをすることで世界に影響を与える可能性が無限に広がっています。IIT 学生は世界中どこからも引く手あまたです。初任給が 2000 万円を超える事例も存在する彼らと共に事業を行うことで、世界に影響を与えることが確実に出来ると断言できます。
現に自分が考えていた事業でも、彼らが日本で働くことで日本の産業が活性化する。ひいては日本全体が活性化することで、世界に計り知れない影響を与えることが可能であると考えていました。
このように SHIP では世界に影響を与える環境が十二分に揃っています。世界に影響を与
えるかどうかは「自分次第」ということを痛感しました。
なぜかインタビューを受けました。ちょっとしたことから世界が変わる⁉
Potential ~切り拓く自分の可能性~
最近たまにこういった言葉を耳にします。「コンフォートゾーンから抜け出す」
日本は世界的に見ても非常に安定しています。生きていくには申し分ない環境だと思い
ます。しかし、この環境に安住することが、学生の今すべきことなのか?と聞かれた時、僕の答えは“No”です。
グローバル社会になった今、世界を見ずして安定を語ることは不可能です。日本で世界を見ることももちろん可能ですが、それでは井の中の蛙です。空の青さを知ることも大事ですが、やはり大海に出るという経験は貴重です。たまたま今回その手段が“SHIP”であり、その渡航先がインドだったのです。
今回日本から LINE1つで飛び出し、自分の進路を決めることができました。もちろん、
その選択を後悔することはあるかもしれませんが、インドに行かなかったときと比べては
るかに自分の選択肢は広がったと確信しています。そして今は、その選択をし、一歩踏み出したことに対して非常に満足しています。
大事なことは、自分の将来に対して向き合い、必要な時は体験してみて、自分が納得のいく選択をすることだと思います。
最終日お世話になった店舗に一礼。本当に感謝しています。
ここまでお読みいただきありがとうございました。拙文ながら、お読みいただいた方に少しでも SHIP が伝われば幸いです。総じて、この渡航期間は名実ともに“SHIP”を満喫でき
た毎日だったと思います。最後になりますが、今回渡航にあたり様々な協力をいただいた皆様にはこの場を借りてお礼させていただきます。本当にありがとうございました。
0コメント