体験記Vol.48(慶応義塾大学前店4年Kさん)
こんにちは、ハイデラバード店で約2ヶ月働いていたKです。
突然ですが私は英語が苦手です。虫も嫌いだし、2日に1回はラーメンを食べたい衝動に駆られます。
今回は、そんな私がインドに来た理由と現地で感じたことについて体験記を綴っていきたいと思います。 自分語りになったらごめんなさい。
頼りになる店長(右)と私(左)
1.なんでインドに来たの?
理由は2つです。
1 つ目は、同じ大学の先輩 2 人がここハイデラバード店で SHIP に参加していたからです。身近な存在が体験したとなると、やはり自分もやってみたいと思いますよね。英語マストで虫がわんさかいてラーメンのないインドでのインターンなんて、私には縁がないと思っていましたが、これを機に SHIP への参加意欲がぐんと上がりました。 2 つ目は、自分の強みを活かして SHIP をより良いプログラムにしたいと考えたからです。くさい書き方になりましたが、要するにめっちゃ良いデザインをめっちゃ作ってインドの知るカフェをめっちゃおしゃ れにするということです。国内の知るカフェでは全国17店舗のデザイン統括をしています。だから自分に出来ることはインドのデザインを良くすることだと考えていました。
2.何でも助けてくれる
これは1つのカルチャーショックでした。
よく、インド人はフレンドリーだと聞きます。実際はフレンドリーなだけじゃなくて、めちゃくちゃ世話好きです(しつこいくらいに)。私も彼らにとても助けられたうちの1人です。遠出の付き添い、インドでのSIM取得、IITHでの雇用証明書の獲得…挙げたらきりがありません。
初めての遠出、Chowmahalla Palaceにて
中でも、デザイン学科の学生がA3ポスターの作成を手伝ってくれた時はとても感動しました。SHIPでは各スタッフが達成すべき MBO を掲げて日々勤務しています。私の MBO の 1 つに知るカフェのポスター作製がありましたが、大きいサイズの印刷が出来ずに困っていました。それを手助けしてくれたのがインド人学生でした。
やらせ感たっぷりな写真ですね。
3.「出来ない」と言う勇気
このインド渡航で学んだ大事な教訓です。
私のモットーは、自身の介在価値を感じて働くことです。だから相手の期待に応えたいと強く思い、頼まれたらなんでも引き受けてしまいます。インドではそれが仇となりました。私はこの海外インターン期間中に、国内の仕事も並行してやっていました。先ほど言ったデザイン統括の仕事です。渡航前は「営業時間中はインドの仕事、営業終了後は国内の仕事。いけるっしょ!」と高を括っていました。
…無理でした。
インドは当たり前が当たり前じゃないんです。Wi-Fi が脆弱で仕事が進まない、コーヒーメーカーが壊れる、発注品がいつになっても届かない。これが毎日のように起こります。 営業時間中はトラブル対応に追われるので、必然的に自身のフリータイムを仕事に充てることになります。 そしてついにキャパりました。そんな私を救ってくれたのが、事業部MGの言葉です。
「優先順位を考えて、無理なら断っていいんだよ」
“優先順位”なんて言葉は私の頭にはありませんでした(仕事できないやつの典型ですね)。寄せられた期待には全力で応える。それが最善の選択だと思い込んでいました。ですが実際はそうではありません。優先順位を考えて、無理なら断る。これが自分のためであり、相手のためでもあるということに気付けたのは、このインド渡航での大きな収穫です。
インド貴族のコスプレをしたのも収穫です。笑
4.最後に
ここまでお読みいただきありがとうございました。結局自分語りになってしまい恐縮です。
SHIPで得られる経験は本当に人様々だと感じています。行動を起こせば絶対に何かが変わるし、起こさなければ変わらない。ここまで学生に裁量権があって何でも変えていける環境は SHIP 以外にないと思います。
人生最後の夏休みには、SHIPを。おすすめです。
p.s.ちなみにインドにもラーメンがありました。
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