渡航体験記Vol.62(早稲田大学3年Iさん)
―体験記をご覧の皆様へ―
「舟」を意味するSHIP。それぞれの文字が、「SHIP」に参加するにあたり意識すべき行動規範を指しています。
SHIRU ~世界を、自分を、「知る」機会~
HARD ~ビジネスのリアルな厳しさ~
INFLUENCE ~世界に「影響」を与える体験~
POTENCIAL ~切り拓く自らの「可能性」~
SHIPに参加する渡航者はこれらの行動規範に沿った目標とそれを達成するための具体的な目標を立てます。これらを頭に入れて頂いた上で読んでいただくと一層渡航者のリアルな体験が感じられることと思います。
■学年: 3年生
■渡航時期: Q3 11月〜12月
■渡航期間: 1ヵ月
■目次
はじめに
SHIRU ~ひとつじゃない。数多くのものを「知れる」国、インド。~
HARD ~ 限られた時間で、どれだけのバリューを発揮できるか ~
INFLUENCE ~人と協働することの大切さ。可能性は無限大に~
POTENTIAL ~日本とはまるで違った環境に耐え抜く力~
SHIPで得られた能力
おわりに
■はじめに
こんにちは!早稲田大学3年生のIです。今回SHIPを応募した理由は、シンプルです。「成長と好奇心」。
僕は、大学2年生まで普通の大学生をしていました。行きたかった大学に合格。皆と同じように大学に行き、皆と同じようにサークルに参加、バイトに勤しんでいました。もちろんこのままの大学生活を謳歌するのももちろんアリでしたし、そういった生活を行なったとしても十分楽しんだ生活を行えていたでしょう。
しかし、その大学生活の中で「何かが足りない。」と思うようになりました。
「何が足りないのだろう?このままの自分でいいのか?」
そういった疑問が頭の中を駆け巡り、「変わりたい自分」「なりたい自分」がいることに気づきました。
しかし、具体的に「どう変わればいいのだろうか?」「なりたい自分になるためにはどのような目標を立て、どのような手段を講じればいいのだろうか?」について不明瞭でした。
「成長」といえば「長期インターン」。安直な発想ですが、普通の大学生をしていた私は、これ以外の手立てはなかなか考えつきませんでした。ところが、自分に合いそうなインターンはなかなか見つからず、半ば諦めかけていました。
そんな時、転機が訪れました。たまたま自分の家に泊まりに来ていた友人に相談した際、
「『SHIP』という海外インターンに参加してみない?」と。
その話は自分にとってかなり魅力的でした。SHIPは「有給」「渡航費」「海外保険費」がすべて無料。
おおお!これだ!と思いきや…渡航場所は………………….インド!!!!
正直、非常に多くの不安が頭を過ぎりました。
① どんなインターンか分からなかった
② 英語も話せない
③ 海外渡航の経験がなかった
④ 日々の生活が見えない
⑤ インドという異国の地での危険性
などなど。。。
しかし、「日本とは全く違った環境での挑戦」をすることで、「なりたい自分」が明確になるのではないかという期待、そして「インドでの生活って、どんなものなのだろう?」という好奇心から、渡航を決断しました。
■SHIRU ~ひとつじゃない。数多くのものを「知れる」国、インド。-
「知る」ということ。僕は、大きく分けて4つのことを知れたと思っています。
しかも、なかなか日本では経験できないこと。
① インドという国を知る
自分はインドという国が未知の国で、渡航前はかなり不安でした。渡航前には腹痛に襲われ、熱もあったことで、自分はインドで生きていけないとも思っていました。
15時間ほどのフライトを終え、私はインド・ムンバイに到着しました。
空港から宿舎に向かう途中、衝撃の光景が….
車間距離という概念のない車・日本とは全く異なる住宅街。あらゆるものに衝撃を受けました。
そんな時、「こんなことは日本で体験できるのか」と問いかけました。答えはNOです。そういったインドの特異な性質を、心から受け入れ、楽しめるか。
初日からそういうマインドを持ったことで、この渡航期間でのインド生活を心から楽しめるようになったんだと思います。
② インド人を知る
インド人。海外経験のなかった僕は、「インドカレー屋さん」のイメージしかありませんでした。
もちろん深く関わる事なんてなかったし、ましてや自分と近しいインド人学生との交流なんてありませんでした。
最初のシフト時はかなり緊張しましたが、いざ話してみるととても優しくフレンドリーな人が多く、シフトが終わったらご飯に行ったりする日もありました。
最後のシフトの時には「写真を撮ってよ」と行ってくれたり、握手を求めてくれる人がいたり、プレゼントを渡してくれる学生やスタッフがいて、涙が出そうになりました。
③ 自分を知る
前述したように、自分は体が強い方ではないし、日本で生まれ育ってきたのでインドという環境に適応できないと思っていました。
特に、インドはスパイシーなものが多く、お腹を壊すイメージでした。
しかし、渡航期間中一度もお腹を壊すことはなく、熱が出たり、風邪をひいたりしたこともありませんでした。
④ 仲間を知る
自分が一緒に働いたスタッフは4人でしたが、長くは3人でした。時にはぶつかることもありましたが、それをきっかけに腹を割って話す仲間となり、それが結果としてとても良い店舗環境を作り上げることができるきっかけになったように思います。
他にも、知るカフェはインドに4店舗あり、そこでも日本人スタッフが働いています。渡航時に店舗の全店旅行があり、インドのゴアというところに旅行に行きました。旅行ではビーチや美味しいレストランに行ったりと、普段経験できない楽しさがありました。
<ボンベイ店のみんなでとった写真>
<全店で旅行に行った時の写真>
■HARD ~ 限られた時間で、どれだけのバリューを発揮できるか -
①SHIPブランディング
まず僕がSHIPの中で手をつけようと思ったのは、SHIPのブランディングについてでした。
学生にとって、これほど魅力的なインターンシップにも関わらず、その価値を見出せていないのは問題だと感じ、着手を始めました。
行ったのは
❶SHIP渡航者インタビュー動画施策
❷SHIP&国内の両方で活躍したスタッフのアンケート
(1) SHIPの社内用・社外用募集POP作成
(2) 経験者スタッフの社内報掲載
(3) 経験者の体験談のオンライン広報
❸SHIPプロモーション動画の改訂
の3つです。
インドに行くことで、自らが「SHIP」インターンの価値を知り、それを伝えたいと思ったことで、色々な取り組みを生むことができました。
どれも一人の力で出来るものではなく、国内にいる人たちとの協働が必要不可欠でした。
<渡航時に作成したSHIPの広報POP>
②企業理解度の向上
なぜ僕たちがインドへカフェを運営しに行くのか。ざっくりいうと「世界中の学生の将来の選択肢を広げるため」なんです。
知るカフェのスポンサー企業の存在・魅力を学生に知ってもらうことで、学生の将来の選択肢を増やす取り組みを行っていました。
例えば、企業理解クイズを作成し、学生に興味を持ってもらうことで、その企業様へ興味を持ってもらうきっかけ作りを提供していました。
■INFLUENCE ~人と協働することの大切さ。
その中で、僕は国内にいる知るカフェスタッフや大学の放送系サークルにアプローチをかけ、インタビュー動画の作成やSHIPインターンアンケートを執り行うことに成功しました。
自分の強みである行動力や協働力を生かし、色々な人と共同できてとても良かったと思います。
■POTENTIAL ~ 日本とはまるで違った環境に耐え抜く力 ~
まず、僕は英語のスピーキング、リスニングが全くできません。ましてやインド英語は聞き取りにくく、最初は何を行ってるかわかりませんでした。でも接客したり、インド人学生と仲良くなるに連れて、どんどん言いたいことがわかるようになって来て、最後にはインド人学生に「英語が上手になったね」と言ってもらえました。分からなくても分かろうとする姿勢、インド人と仲良くなろうとした姿勢で挑んだ結果であると思っています。
<インドでできた友達と>
■SHIPで得られた能力
SHIPを通して得られた力は「何事も楽しむ力」です。インドにいる前はインドに行くことがとても不安で不安で仕方がありませんでした。実際、友人に「インドに行く」ことを伝えても「君が生きていけるの?心配。」「お腹絶対壊すやん!」って言われてました。しかし、現に僕は生きていますし、お腹を壊すこともありませんでした。
インドに来て、正直初めは恐怖に怯えていました。(笑)
しかし、インドの人と風土を知ったことで、インドという国の魅力に気付き、楽しもうという気持ちが生まれました。もちろん、日本とインドは人も環境も劇的に違います。その中で「楽しもう」というマインドを持てたことは、日本に帰った後でも間違いなく生かせるマインドだと思います。
■おわりに
インドという、日本とは全く異なった国に足を踏み入れることで、今までに見えてこなかった自分の弱み、強みを見つけられました。それだけでなく、適応力、忍耐力、何事でも楽しむ力を持てるようになると思います。
学生でしか経験できない体験ができる海外インターン、「SHIP」。本当にオススメのインターンシップなので、ぜひ参加してみてください!!
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