〜特集〜なぜ、知るカフェがインドに!?

こんにちは、SHIPでインド工科大学のボンベイ校にてインターンをしていた、現在インド事業の店舗開発マネージャーを務めている一橋大学のOです。

皆さんは、


「なぜ知るカフェがインドにあるのか」
「海外インターン生はインドで何をしているのか」


と疑問に思ったことはありませんか?

これから数回に渡って知るカフェのインド事業について紹介していきます。

初回の今回はインドの就活事情とスポンサー・学生にとっての知るカフェの価値をお伝えします!

●インドの就活事情

◎企業が大学に来てくれる!

知るカフェが出店しているIITはIT大国インドの中でもトップの大学のため、多くの企業がこの大学に通う優秀な人材を採用したがっています。そのため企業は説明会から採用テスト・ 最終面接まで全て大学で開催します。学生が企業に赴く日本とは逆に、インドでは企業がわざわざ大学に来て採用活動を行います。

◎就職先は大学が勝手に絞っちゃう!?

大学内で行われる就活にはPlacementと呼ばれる学内の就活支援団体が大きく影響します(日本のキャリアセンターをイメージするとわかりやすいかもしれません)。企業が学内で採用活動を行う場合はまず、このPlacementに認められた企業である必要があり、学生は大学が認めた企業の採用試験しか受けるチャンスを得られないのです。更に大学は「優良企業」の基準を独自に定め、企業に順位をつけます。ここで高順位に選ばれれば優先的に学生に会える というシステム。大学が選択肢を絞っていくなんて日本では考えられない就活形態ですよね!

◎面接に合格したら就活強制終了!?

IITの学生の就活は採用テスト→エントリーシート提出→面接の順で進むのですが、最も特徴 的なのは最後の面接です。面接は12月のとある一週間に実施されます。 ここでもPlacementが絡みます! 

先程の順位に基づき、大学に高く評価された企業から順に面接することを認められるのです(順位は通常学生からの知名度や業績、企業規模などが影響します)。 また学生は自らの好きな企業の面接を受けることができる一方で、採用された時点で他社を受けることは禁じられ就活が終了となってしまうので、自分が本当に行きたい企業をしっかりと見極めたうえで面接に臨むことが重要です。

●知るカフェインド店舗の価値

■スポンサー企業

優秀なIITに通う学生をリクルートするには、学生の企業認知度を向上し、大学からの評価を上げる、即ち面接においてなるべく早い日程に食い込むことが重要です。国内店舗同様にサイネージ広告、ドリンクオーダーの際に使用されるアプリ広告のほか、インド店舗ではドリンクカップにもスポンサーロゴが載っています。知るカフェのFacebookアカウントなども企業認知などに広く活用されており、他にもスタッフの接客や掲示物など、知るカフェが提供するサービスで企業認知度の向上を目指しています。

■学生

現在知るカフェインドのスポンサーは全て日系企業であり、IIT学生にとって知るカフェスポンサー企業は新たな将来の選択肢となっています。2017年度の就活では知るカフェがある3つ のキャンパスから日系企業に就職した学生が52名いたのですが、なんとその半分の25名が知るカフェスポンサー企業に入社しています。 また2016年のIIT Hyderabadの面接では、知るカフェオープンの影響により特別日程が用意されました!通常Day1~Day7で行われる日程になんと「Day0」が用意され、知るカフェのスポンサー企業が他の企業よりもいち早く学生に接触する機会を得たのです!IIT学生の採用におけるイノベーションとして企業から高く評価される実績になっています。

このようにインドの就活は日本とは全く異なるシステムですが、日本と同様に、いやもはやそれ以上に、知るカフェがスポンサー企業や学生にもたらす価値は大きなものです。 SHIPに参加する何よりの魅力、それは自らの手でインド店舗の価値を創造することができるということではないでしょうか。インドで知るカフェも自分も成長させたいと思った方は、是非SHIPに参加しませんか? 

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