体験記Vol.6(慶應義塾大学3年 Aさん)

初めまして!

知るカフェIIT Hyderabad 3代目店長のAです。

僕は「知るカフェ」インド工科大学ハイデラバード店で約3ヶ月のインターンシップに参加させていただきました。

「知るカフェとは?」と気になる人は以下のリンクをご覧下さい。

---参考---

【世界展開中?!】大学生無料のカフェ 知るカフェ

世界中のIT企業がこぞって欲しがるインド工科大学(IIT)の学生とは

有名大学前に「就活カフェ」、インドにも進出

約3ヶ月間、インドで過ごしてきて伝えたいことは2つです。

1. 知るカフェインターンだからこそできること

2. 知るカフェで学んだこと


1. 知るカフェインターンだからこそできること

一言でまとめると「自主性」が身につくと思います。

知るカフェは学生運営です。

スタッフは各自担当が割り振れられていて、僕の場合、

店長業務としては、毎月行われるMTGの報告書の作成や店舗携帯の電話・メール対応、

また、シフト・経理担当にも取り組んでおり、スタッフのシフト作成や勤怠の管理、そしてスタッフの給与明細の作成まで担当していました。

基本的なカフェの運営としては、国内同様に、自分たちで考えて、自分たちで基盤を創り上げる環境があるのが、知るカフェインターンの魅力だと思います。

さて、インドの場合はどうでしょうか。

インド工科大学ハイデラバード校では、知るカフェ自体もまだ立ち上がったばかり。

国内のような「安定」した環境ではないからこそ、何もかも自分たちで創り上げることができます。

取り組んでいた中で、最も困難だったことは「発注業務」です。

いくら発注を依頼しても、期限通りに届くことがない。

ましてや連絡をしたくても電話に出ない。メールもなかなか返信が帰ってこない。

「いま店内に在庫がないから」「昨日は雨だったから行けなかった」

このようなことを平気で話してきます。

ここで、なんで頼まれたことをすぐにやってくれないんだ、と憤慨するのではなく

「きっと彼らはこう考えているから、自分が先にこう動こう」

のように「相手を変える」ではなく、「自分を変える」姿勢を貫くようになりました。

例えば、必要な材料の発注は朝一で電話をする、もしくは午前中にメールを送信しておく。届くのに時間がかかると分かっているならば、早めに発注を依頼する。また、相手が届ける日程を忘れないように、何度も自分からリマインドをする。

相手が変わるのを待つのではなく、自ら変わっていき、どんどん行動を起こしていく。

このようにして、カフェに必要な材料を一通り発注することに成功して、「発注マニュアル」を作成することができました。

自分の頭で考えて、自ら行動を起こしていく。

「自主性」を身に付けることができるのが、この知るカフェインターンシップの魅力の1つではないかと感じました。

2. 知るカフェで学んだこと

僕が知るカフェインターンシップで学んだこと。それは

「挑戦すること、そして、失敗から何を学ぶか」

ということです。

僕は、一度掲げた目標が頓挫した経験があります。

僕たちは月に一度、自身で翌月の目標(mission)を設定し、月末に実績(performance)を振り返る形式をとっていました。

8月に「現地学生の採用」という目標を掲げて取り組んでいました。週に1度社長と面談しながら進めていましたが、大学側からの需要がなく会社の方針も合わず、僕の目標だけが頓挫してしまいました。

周りのスタッフは各々の目標達成にむけて着々と準備を進め、アクションを起こしている中、自分の目標だけがうまくいかない。しかも店長なのに。残りはあと1ヶ月だけ。

とても悔しい気持ちもありましたし、周りの人たちに置いていかれることからの焦燥感、何より自分が何も成し遂げていないことを情けなく感じました。

正直、このまま1ヶ月間、何もしないで過ごそうかとも思いましたし、帰国したらどんなに楽なことかと思い悩むこともありました。

ただ、ここで物事を投げ出してしまうのは、サッカーの試合中にもかからず、試合を放棄してグラウンドから立ち去ることを意味していました。まだ試合時間が残っているのに勝負をあきらめたことと同じことになるし、何より自分にはまだ1ヶ月という時間が残されていることに気がつきました。

スポーツでは、どんなに劣勢でも後半から巻き返して逆転するなんてことはたくさんあります。ならば、自分にだっていくらでも挽回するチャンスはまだある。

そんな風に自分を奮い立たせ、今回、自分の目標が頓挫したことを「失敗」として向き合い、また1から新しいことに挑戦できる良い機会だと捉えました。

失敗の原因を

「相手のニーズを捉えきれなかったこと」

と考え、次の取り組みでは必ず改善するという気持ちで新たな挑戦を始めました。

その日から、お客様のニーズに関して「来店されるお客様が望んでいることは何なのだろうか。」ということを常に考えながらシフトに入っていました。

日々そういうことを意識して取り組んでいると、いつもは聞き流してしまう何気ないフレーズや見落としてしまいがちな仕草にも気を配るになりました。

そんな時に店頭で数名の学生と教授から「知るカフェにお菓子があったら嬉しいなあ」

という声を頂きました。

「いったい何人の学生が知るカフェでお菓子を欲しいと思っているのだろうか」

軽食販売の需要を調査するために、さっそく大学のメーリスを利用してアンケートを実施しました。すると500人以上の学生から回答を頂き、9割以上の学生が軽食を望んでいることが分かりました。

一人一人の意見に耳を傾けた結果、お客様全体のニーズを把握することができました。

あとは残された時間の中でいかにアクションを起こしていくかを意識して取り組んでいました。

お菓子を発注してくれる業者を、大学の教授や学生寮のマネージャーさんに教えてもらい、業者へ発注を依頼しに行くことになりました。

教授さんもアドバイスをもらいながら、軽食販売の立ち上げへ!


ただ、どんなお菓子を選んだらいいのかわからない。

ならば現地の学生に聞くのが一番だ!

と思い、仲良くなった現地の学生3人に協力してもらい、学生寮のマネージャーさんとも一緒に業者へ向かいました。

仲良くなったIITHの学生と!一緒にお菓子の販売業者へ出向いてくれてメニューを選定!


そこで学生と一緒にメニューを選定し、業者の方と一緒に売上や利益の見込みを確認し、知るカフェへ調達してきました。

軽食販売に協力してくれた、学生寮のマネージャーさんと


販売の結果はどうだったのかというと、1週間で発注した272個の商品を完売することに成功し、しっかりと利益をあげることにも成功しました。

と同時に、国内でもまだ取り組んでいない知るカフェ初の物販を、インドで開始することに成功しました。

お菓子のメニュー。ほとんど売り切れてしまって、あとチョコレート1つしかない!笑


失敗から学び、諦めずに挑戦をしたことが、軽食販売という新たな取り組みを行ったことにつながり、結果を残すことができたと感じています。


最後に

英語に関して不安に思っている方がいましたら、僕より英語ができない人はいないよ、と自信を持って、全力で皆さんの背中を押したいと思います。笑

僕は英語が全くできるような状態ではありませんでした。

渡航して間も無く、インドの学生と一緒に食堂へ向かった時に、インド人が話す英語が早すぎて本当に一言も聞き取れませんでした。相手が何を話しているかも理解せずに、僕は適当に相槌をうってごまかしてしまいました。

すると、食堂から帰ってくる時に、もう一人のスタッフに”He has communication probrem.”「彼はコミュニケーション能力に問題があるわ」と言われてしまうほどでした。(この英語は聞き取れました笑)

その日から英語をしっかり聞き取れるようになりたいと思い、簡単なリスニングをしてみたり、英語に慣れるために、食堂で知らない学生に話しかけて一緒にご飯を食べたりしていました。

英語が早すぎる時は、「もう少しゆっくり話して!」ってお願いしてみたり、わからない単語があれば「その意味って何?」と聞き返してみたり、分からないことを分からないままにせず、理解しようと努めました。本当に分からない時は紙に英単語を描いてもらっていました。笑

いま思うと、本当に面倒くさい日本人を相手にしてくれたんだなと、インドの学生には感謝してもしきれませんが、彼らはどんな時も親切で、僕が聞き取りやすいスピードで話してくれたり、分かりやすい単語を使って説明してくれました。

その結果、最後に方には、電話での発注依頼も最後までやりきることができるようになりましたし、何より「コミュニケーション能力に問題がある」と言われた学生とも一緒に食堂に行っても会話には困らない程度にはなっていました。

英語ができないことを懸念する必要は全くないと思います。伝えようとする意思が一番大事で、英語は手段でしかありません。「あなたと話したい」という気持ちをもって接することが一番大切なのだと感じました。

一緒にサッカーをしたい!と言い続け、ついに実現した練習参加の様子


僕にとってインドでの3ヶ月間は本当に素晴らしいものでした。インターンシップの機会を提供してくださった社員の皆様、一緒に働いてくれたスタッフ、知るカフェに来店してくれた学生のみんなや、業者へ一緒に出向いてくれた学生と学生寮のマネージャーさん、様々な相談に乗ってくれた大学の教授の方々など、僕と関わった下さったすべての方へ、感謝の気持ちを伝えたいと思います。

皆さんも、ぜひ「挑戦」してみてください。

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