体験記Vol.24(同志社大学3年Sさん)

 2ヶ月間インドにある世界最高峰の理系大学「IIT」でSHIPのインターンに行っていたSです。よく聞く「インド行って人生変わった!」なんておっかなびっくりなことはありません。インターンでよく聞く「圧倒的成長!!!!」っていうものも特に感じていません。でも少しだけ、かっこよくなれた気がします。私にとってはそれがこのインターンで得た一番大きなものなのです。


「かっこいい」という価値観

  突然ですが私の価値判断の基準は「かっこいいかどうか」なんですけど、誰か共感してくれる方いらっしゃいますか?(笑) すべての価値判断の基準がかっこいいかどうかなんですよ。例えば、何かに打ち込んでいる人ってかっこいいですよね?つまりそれは「善」だと認識しています。だからそれを目指すわけです。かっこよくなるために。もうちょっと掘り下げましょう。例えば自分が悩みを抱えているとします。この状況でだれかに頼ることは自己開示という勇気のあるかっこいい行動でもあり、弱みを見せるというかっこ悪い行為でもあります。こういうケースはその程度で「善」か「悪」かを、判断しています。私の行動の裏側はすべてこの価値判断で動いていると言っても過言ではないです。この価値観によって物事を判断している私ですが、少し前まで仕事ができないというかっこ悪い「悪」の状態にいたのです。


まわりのやつらがかっこよすぎる!!

   私は三年の夏までいろんな学生団体に属したり、いろんな学生と接したりしてきました。私は特にまじめに勉強していたり、夢を追いかけていたりするような、そういう何かへの努力を惜しまない人たちと親しくしてきました。しかしある時気づいたのです。「自分には彼らのような情熱をかける何かを持っているのだろうか。そして何かに力を注げているだろうか。」と。

   三年の夏、そんな自分をどうにかしたくて、知るカフェで無我夢中に働き、色んなインターンシップにも行きました。その結果、良い経験ができたと思っています。「対人コミュニケーション」という自分の強みを再認識できたからです。でも同時に、自分の力の足り無さも自覚しました。

そこで訪れたのが「SHIP」というインターン。高い学費払ってもらっている大学を休んでまで行く価値があるのかなんて、正直わかりませんでした。それでもこのままかっこ悪く生きていくことには耐えられませんでした。

「転機」

   インドの生活は驚きと苦痛の連続でした。自分の当たり前が通用せず、戸惑うことばかりでした。特に苦労したのは、英語が出来なさすぎてそれまで強みに持っていたコミュニケーション能力や、社交性が全く活かせなかったことです。

その時、ある先輩から「誤解してほしくはないけど、接客よりも大事な仕事はあると思うよ」と言われました。この言葉で自分が大事に持ってきた、強みであるコミュニケーションを捨てる決断をしたのです。そして背水の陣で、自分のまだ見ぬ力を信じ込みました。

それから必要最低限の英語とヒンディー語を覚え、MBOという自分の立てた目標に無我夢中で打ち込んだのです。結果いつの間にか仕事が終わりかけていたのです。周りにも「Sは効率良いな!」「仕事早くて助かる!」と何度も褒めて頂けたことで自信へと繋がっていきました。「自分には対人コミュニケーションという強みしかない。戦略的思考はないので仕事はできないのではないか。」と思い込んでいた自分に大きく変えてくれました。

また、そこで一つのことに向き合い続けることがどういうことなのか、何を与えてくれるのかに気づきました。友達たちがかっこよく見えていた理由が少しわかったような気がします。そして自分自身も少し前よりか、かっこよくなった気がします。

こうやって、自分の中に「かっこいい」をどんどん増やしていって、「完璧にかっこいい大人」になるというのが今の私の理想像です(笑)

行動しなければ

この経験から私が言えるのは、何かを変えるのは「挑戦」と「本気でやり切る」ことしかないのだ、ということです。大体のことは自分自身の行動でしか、変えることはできないのです。

そこのもやもやしたまま生きているかっこ悪い人へ

 気になることがあれば、迷わず何にでも挑戦してください。周りの反対やお金の問題なんて重要じゃないのです。一番大事なのは自分の気持ちです。そして挑戦すると決めたら本気でやり抜いてください。折角のチャンスを棒に振らないように必死になるのです。そうすれば、どんな成果となろうとも、きっとあなたはかっこよくなれます。

 あなたがかっこよくなれるチャンスはすぐそこに転がっているのです。


SHIP:知るカフェ海外インターシップ体験記

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