体験記Vol.35(九州大学3年Nさん)


インドール店 3 代目店長として渡航した九州大学 3 年の N です!


僕がインドで学んだことを一言で言うと、【攻めは最大の守り】です。

何かのスポーツの話ではありません。笑  僕はこの言葉を人間関係において強く感じました。

この体験記が、皆さんの人間関係に対する価値観を見直す機会となれば幸いです。


まず渡航して 2 週間程、自分にインドは向いていない、店長という役職も向いていないというネガティブな考えしかありませんでした。

というのも、僕は英語が話せませんし、インドでは好きなテレビ番組も観れませんし、好きな飲食店にも行けない、おまけに元気いっぱいのインド人はどんなに疲れている時でも遊びに誘ってきます。

そんな慣れない環境の中で自分を守るのに精一杯でスタッフのマネジメントなんて一切頭にありませんでした。また、一緒に渡航したスタッフとも、本音を話すと関係が壊れてしまうのではないかと、現地の人だけでなくスタッフとのコミュニケーションまで恐れてしまっていた、そんな負のスパイラルの毎日でした。


しかし、そんな最悪だと思われた暗い日々を過ごす内にあることに気がつきます。

それはインドの Holi というお祭りに参加した時のことです。

色粉や色水を塗り合うそのお祭りでは、相手が子供だろうが普段仲の悪い人であろうが構わず汚し合うインド人の寛容さと、参加している僕達をみて異国人だと避けることをせず、むしろお祭りを一緒に楽しもうとしてくれたり街を案内してくれるインド人の気配りを目にしました。


なぜここまで人に優しくできるのか。

それはそのお祭りが伝統としてインドに伝わるもので、世界的に有名なものであるという「前提」があるからです。その前提があるからこそ相手に依存しない寛容さと、異国人への気配りが当たり前のものとしてそこに存在するのだと気付きました。


そこで僕は、この「前提を知る」ということをあらゆる場面に応用できれば彼らのように明るく生きれるのではないかと考え、人間関係において応用し始めました。

具体的には、相手の立ち位置、育った環境、感性などなど相手がどんな人なのか、人によって異なる前提をできる限り多く知ろうと努めました。


では、それはどうやって知ることができるのか。

周囲の人に聞くなど方法は様々ですが、僕が見つけ出した答えは、本人と関わることで探ることです。

コミュニケーションを円滑にするためにコミュニケーションをとる。一見おかしなことですが、コミュニケーションをとる上で必要な情報をコミュニケーションによって得ることで積極的に関係が自然と作ることができる。渡航開始直後とは真逆の正のスパイラルだと気付きました。

とは言ってもやはり人との関わりに得意不得意はつきもので、交流の中で言動が気にくわない、仕草が気にくわない、顔が、声が、何もかもが気にくわない。そうなることは十分にありえます。しかし、それは「自分と違う」ということで、逆に言うと自分にはない魅力があるということです。(魅力がない人なんてこの世に誰 1 人いません。)


自分と違う特徴を多様性として受け入れ関わることができれば、さらにその人の魅力に気づくことができ、うまくいけば自分にないものを利用し助け合うことまでできます。

例えば、最初に少し触れた元気なインド人で考えると、元気いっぱいな分その時間で学んでいる情報は多く、IIT の学生は大抵 3 ヶ国語以上を身につけています。現地のインド人の言葉が分からなければ学生に通訳してもらえば良いですし、そうすることで危険な状況を避けることができます。言語以外にも知識が多い優秀な学生からは、趣味の話、学業、様々な場面で知恵をもらったり助けてもらえたりします。


この多様性を受け入れるということがコミュニケーションの中で 1 番難しいところですが、海外適応力と同じで、嫌いな国だと最初から決めつけて暗い気持ちで過ごしても何も変わりません。ここはこういう国だ、この人はこういう人だと受け入れることが重要です。

そうして得た「この人はこういう人」という前提があれば、少しくらい自分に嫌なことをれてもどう対応すれば良いか構えることができますし、的確にスタッフマネジメントもすることができます。ましてやどういう角度から本音を言えば良いかなんて簡単に分かります。


人との関わり方を少し変えるだけで語り合える規模は大きく変わりますし、そのコミュニティーによって更に関わる人の幅も広がります。


コミュニケーションをうまくとるためにコミュニケーションをひたすらにとる。それが僕の見つけた人との関わり方です。 

積極的に自分から人と関わることでその人を理解し受け入れる種を得ることができる。その種は、互いに欠点を補い合い、 1 人では立ち向かえない困難にも対応できる力になり得る。


これが最初に書いた【攻めは最大の守り】の意味です。 ただし、得た種を多様性として受け入れ関係を構築し最高の花にするかどうかは自分次第ですが。


元々人とあまり話さず 1 人でいることが好きだった僕ですが、帰国して電車で隣に座った人や同じエレベーターに乗った人、バス停でバスを一緒に待つ人にまで積極的に声をかけ、その人のことを知り関係を作ろうとしていた自分の姿に驚きました。笑


皆さんも嫌と言われるほど積極的に人と関わってみてください。 きっと自分のためになる何かに繋がるはずです!


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