渡航体験記Vol.52(立命館大学前店4年Mさん)

~渡航体験記~

こんにちは、立命館大学前店のMです!

私は 4 月から 10 月の 6 か月以上もの間SHIPに参加し、デリー店とインドール店2店舗を経験しました。この体験記では、過去最長のSHIP参加者として私が経験したことや得たことを(1)SHIP というインターンシップについて (2)インドの魅力について の2点の観点からお話します。

SHIPというインターンシップについて

1.プレ社会人として、

SHIPのインターンでは、社会人の様な生活を体験することができます。中長期継続して平日 8 時間労働を事業の発展を考えながら行います。社会人としての成果が求められる厳しい環境である為、ビジネスマンとして大きく成長できます。また、インドール店は二人のみの少人数体制である為、全員が当事者意識を高く保ちながら仕事に取り組むことができ、非常にやりがいを感じることができます。私もこの SHIP ではやりがいを感じながらビジネスマンとしての視点を養えたので、ぜひ皆さん社会人になる前にぜひ参加してみることをお勧めします!

2.業務内容について

スタッフが具体的に行う仕事内容としては、KPI(注力すべき指標)を向上させる為の取り組み・店舗管理業務・自分の担当職や施策についての取り組み等があります。

ここでは特に、業務中でも私が印象深いと感じた①デリー店立ち上げ②スタッフアワード受賞  2つの出来事について記載していきたいと思います。

①デリー店立ち上げ

私は新店舗デリー店の立ち上げを経験しました。慣れないインドという文化の中、約1週間で店舗内に何もない状態を安定運営できる状態にまでもっていきました。具体的には、業者と連絡を取り資材やドリンクをオープンまでに確実に届けてもらったり、マニュアルを作成したりしました。

私がこれらの中で特に印象深く記憶に残っていることは、業者対応です。インドの業者は必ずと言っていいほど指定した日程に荷物を届けることはありません。これは日本でずっと暮らしてきた自分にとって考えられないものでした。このような状況の中、少ない期間ですべての資材やドリンクを揃えたことは、非常に達成感が得られたと同時に、インドにいるという実感が生まれ、強烈に記憶に残っています。

オープン後に関しても忙しく、毎日 1000 人以上のお客さんを接客していました。特に初日などは、1000 人に新規説明を行わなくてはならない為、慣れない英語を使い、一人が外に立って大きな声で 20~30 人に向かって新規説明を行うなど工夫をしながら毎日業務をこなしていました。毎日へとへとになりながら帰った日々はオープンでしか味わえない貴重な経験だったと思います。

さらに、私は企業担当として就活事情調査資料(IIT Delhi の就活事情を調査し、まとめた資料)の作成業務がありました。私は当初英語力が皆無で相手に気持ちを伝えることさえできませんでした。そんな私がPlacement Office(学内にあるIITの就活支援団体)に出向き、教授や学生達から情報を聞き出すことは容易ではありませんでした。翻訳アプリを使ったり紙に文字を書いてもらうなど様々な工夫をしてなんとかやり遂げた経験は自分を成長させ、自信を持たせてくれた本当に貴重な経験だったと感じます。

<デリー店立ち上げ期の一枚> 

②スタッフアワード受賞

私はデリー店で3か月働いたあと、インドール店へ店長として異動することになりました。正直デリー店では就活事情調査を行った以外にこれと言って大きな成果をあげることができていませんでした。さらにスタッフアワード(毎月 1 人、インド全店のスタッフの中の最も功績を残した人に向けて送られるアワード)を同じデリー店で働いていた元店長の N君が取っていて、同じ境遇であるはずの彼と私の差を感じ、非常に悔しかったことは今でも記憶に残っています。

私がスタッフアワードを受賞できたのは、それから 3 か月後です。

私がアワードを頂いた背景・理由としては、

1.交流会をインドでも開催し、交流会サービス化に向けての成功事例を創出

2 .全スポンサー分の企業情報をまとめた資料作成し、全店共有することで全店的に企業情報充実化に成功

の2つが功績として認められたからです。

これらの施策は、私が今まで知るカフェスタッフとして働いてきた中で1番頑張った事だと胸を張って言うことができます。せっかくの学生の内に何かしたいけど何をしたらいいかわからないという方!迷っているならぜひ SHIP 応募してみて下さい! 

<スタッフみんなで旅行に何度も行く程仲良くなれます!(Q1) >

〈Q2の際の旅行〉

インドの魅力について

インドについて皆さんどんなイメージを持っているでしょうか。汚い・人が多い・カースト制度・カレーなどなど、色々あると思いますが、おそらく悪いイメージが多いのではないでしょうか。確かに、空気も道も汚い・食べ物が基本的に全て辛い・毎日停電が頻繁に起こるなど悪い点ももちろんありますが、インドには日本にない魅力があるので、ここでは 6 か月以上をインドで過ごした私が感じるインドの良い点について書いていきたいと思います。

1.人

私がまずインドの良さとして挙げられるのは人だと思います。インドの人について①優しさ②フレンドリー③多種多様な価値観という 3 点の観点から書いていきたいと思います。

① 優しさ

1 つ目に、インド人の良さとして真っ先には思い浮かぶのは人の優しさです。基本的に助けを求めれば最後まで助けてくれます。そんなにしなくても良いのにと思ってしまう程です。単純に、「インド人は困っている人を見捨てられない」人種なのだと思います(中には悪い人もいますが) 。私はインド人(特に IIT 生)には助けられっぱなしで、彼らの助けがなければ間違いなく知るカフェの業務をこなしていくことすらできなかったと思います。

②フレンドリー

2 つ目に、インド人は交流することが大好きで、非常にフレンドリーな性格を持っています。初めて会う人でも数年来の友人であるかのように話してきます。壁をつくらない彼らの人柄に私は強く惹かれました。

私は日本であまり人と話すのが得意じゃない方や人見知りの方こそインドに来てほしいと思います。いきなり話しかけられて最初はびっくりすると思いますが、それを楽しいと思えればインドが楽しくなると思います。

<言葉が通じない(英語が話せない)人とも仲良くなれます>

③多様性

3 つ目に、インド人は人によって多種多様な価値観や文化を持っています。それはインドが多民族国家・多言語国家でありながら、多種多様な宗教が存在している国だからです。このような多種多様な価値観や文化が混沌としているインドで、私は彼らの価値観や文化を理解し、政治や文化など様々な事について彼らと話しました。その結果、日本にいる時には持てていなかったグローバルな広い視野を持てるようになれたと感じています。


<インドの伝統衣装(クルタ)を着てダンスパーティに参加> 

2.社会

インドには人間らしい社会や人達が存在していると感じます。

別にそれは、僕たち日本や日本人が人間らしくないという訳ではないのですが、やはり日本には、常識に縛られていて、あれをしてはダメ、これをしてはダメという、色々なしてはいけない事があると思います。「 バイクには 2 人以上乗っちゃダメ」「信号は守らなきゃダメとか」「 電車の中では携帯電話を使っちゃダメ」とか。日本で生活していると、色々なしがらみとか、色々な守らなくてはいけないルールがあると思います。当然それには理由があって、快適な生活を送るためのものですが、それがインドに行くと全く違います。 (もちろんインドにもルールはあります。日本よりも厳しいんじゃないかなって思われるルールもあります。 )

インドでは「自分のルールは自分で決める」と言う人達が日本よりも圧倒的に多いと思います。お金の取り扱い方にしても、人との接し方にしても、ひとりひとり全然違い、個々人の性格や考え方が強く出ています。そして、社会がそれを許容してくれています。

日本で生活していると、私は歯車になったみたいな気がしてしまいます。しかし、インドで生活しているとより人間らしく自分の意志で生活ができると感じます。日本の整備された社会環境も良いですが、インドの社会環境も自分らしく生きることができるので良いと思います。

<学生の住んでいる家でインドカレー作り>

最後に

SHIP に参加したことで、私は一生忘れない語れる貴重な経験ができました。ここで得られた力も多くあります。具体的には、リーダーシップ・完遂力・論理的思考力・ビジネス的な視点・グローバルな視野などなど。もちろん SHIP で得られる経験や力は人それぞれだとは思いますが、確実に人生において一度しかない経験になるはずですし、成長して日本に帰ってくることができると思います。応募を迷っているならぜひ応募してみてください!

最後に一言、お世話になった事業部、一緒に過ごした仲間たち、お客さん達、私に関わった全ての方々に感謝を申し上げて私の体験記の締めとしたいと思います。本当にありがとうございました!

<沢山の学生達と友達になれます>

P.S.

インド人とも恋愛できます。私は IIT 学生の彼女ができました。 

英語力は積極的に人と話すことで自然と伸びます。渡航前英語力が皆無だった私でも今では彼女がつくれる程には成長できました。英語力がないからと諦めようとしている人はもったいないです!SHIPにチャレンジしてみてください!


最後までご精読ありがとうございました。

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